【エッセイ】親知らずを抜いた話 左上

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私が初めて親知らずを抜いたのは大学3年の11月だった。

 

以前から左の奥歯らへんに痛みを感じる瞬間があった。食べ物を嚙むとぴりっとした痛み。ずっとあるわけじゃないけれどときどきくるいや~な感じ。

 

もしかしたら虫歯かもしれないな…でも歯医者さん行きたくないな…

いやでも歯医者は早めにいくほうがましだよな…と思っていた。(経験者は語る)

 

幼稚園の頃同じく左の奥歯に虫歯をつくり、眠れないほどの痛みが出るまで痛いと言い出せなかった私。その日の夜のことはめちゃめちゃ覚えてる。歯医者さんで歯科医師さん数人に抑え込まれながら治療された。(そのときの歯医者さんは10年近くお世話になったが、数年前にたたんでいた)

 

母に「最近歯が痛いんだよね、歯医者さん行こうかな」と言えるようになった私は、おじいちゃんお父さんもお世話になっている歯医者さんへ行くことに。家族3代でお世話になるが、はじめて行く歯医者さんで緊張していた。

 

私が虫歯かも…と思っていた痛みは、親知らずのかみ合わせがうまくいかず歯茎を傷つけていたことによるものだった。

 

レントゲンを撮って説明してもらったのだが、私の下の親知らずはまっすぐ生えているものの完全に出て来ていない状態だった。(半分顔を出してる感じ)その歯が出て来ていない部分に上の親知らずが当たって痛めていた。

 

気さくな先生は「けっこう傷ついてるね~痛いでしょ?」と。

虫歯じゃなかったことは良かったけれど、奥歯の歯磨きが苦手なことはばれていたので(治療跡もあるし)次回抜歯することを決め、歯磨き指導を受けた。

 

数日後,、痛みの原因である左上の親知らずを抜いた。

私の上の親知らずは完全にこんにちはしていて、まっすぐ生えていたので一瞬だった。歯医者さんで麻酔を打たれる経験は豊富なので、よっしゃよろしくお願いします!!!と前のめりだった。

 

ほんとうに一瞬で終わって、抜かれた歯を見せてくれた先生おもしろかったな。

 

でも歯を抜くのははじめてだったので思っていたより血が出て焦った。ガーゼが血でいっぱいになり、麻酔で感覚ないけど自分ちゃんと嚙めてるのか???と不安だった。とはいえすぐにおさまって、痛み止めとガーゼをもらって帰宅した。

 

それから数日は患部を優しく歯磨きすることを心掛けた。麻酔が切れてめちゃめちゃ痛いということもなかった。私の痛みは歯茎が傷ついているゆえなのですぐにはなくならなかったけれど、だんだんひいてきた。

 

ここまでが一本目の親知らずを抜いた話。

 

 

大学4年になった私はまた、左奥歯に痛みを感じるようになる…。

おそるおそる以前抜歯してくれた歯医者さんに診療予約の電話を入れる。

 

先生本人が出てびっくり。

 

症状と名前を伝えると、覚えていてくれたのか(おそらくカルテを取りに行って)「それは下の親知らずかな~おそらくここでは治療できないから、もう少し大きい病院の紹介状を渡すことになる可能性が高いけど見せにきて」と言われる。

 

親知らず説がでたけれど、左奥歯といえば、いにしえの虫歯が思い起こされる私。自分の歯磨きが信用できないので、虫歯説捨てないでよ先生と思いつつ歯医者さんへ。

 

痛みを感じる場所てきに、左下の親知らずが炎症を起こしている?らしい。奥歯の歯磨きが苦手なうえに、この親知らずが磨きにくさにスパートをかけているようだ…。

 

親知らずは悪い影響がなければ抜かなくてもいい歯だけれど、痛いときは抜く方がいい。ずっと痛いのはいやなので抜歯を決意。

 

レントゲンを見る限りまっすぐ生えている(プロが見たらナナメなのかもしれない)が半分しかこんにちはしてないので、ちゃんとした設備の整った病院を紹介してくれることになった。

 

 

20歳くらいで歯が痛いなと感じた人は親知らず関連のことが多いようです。無理せず我慢せずなるべく早めに歯医者さんに行くことをおすすめします。(虫歯の可能性も普通にあるのでなおさら早く)

 

歯医者さんに行くと、日々の歯磨きしっかりやらなきゃなって改めて思う。

歯磨き大事…歯磨き頑張らなきゃな…

 

ちなみに…

紹介してもらった病院で年明け親知らずを抜くことが決定しました!