他人の生活を覗くっておもしろい

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なんだか変態みたいなタイトルになりました。

きちんとここで断っておきますが、一般人の家を覗き見したりなんてしません。

私もされたらいやなので。

 

私のいう「他人の生活」とは、YouTubeに投稿されている、

私ではない「誰か」の、暮らしをおさめた動画のことを指します。

 

去年からの自粛期間でYouTubeをよく見るようになりました。最初に興味を持ったのは、アイドルとお笑いでした。もともとすきなジャンル(お笑いは茶の間です)なのでスペシャル追加コンテンツだと思っている自分がいます。

本来ならお金を払って見ることができるものをありがたいことに無料で見れているな~という感じです。今現在もそんなふうに見ています。

 

その次に興味を持ったのは、ルームツアー動画でした。実家暮らしの私にとって「自分だけのお気に入りの空間をつくる」ことは憧れでした。こんな部屋に住んでみたいな~とかめちゃめちゃこだわりが詰まってるな~と思いながら見るのがすきです。

これは余談ですが、テレビを見ないので置いてません!という方が何人もいて驚きました。テレビだいすきマンなので…

 

たいていのルームツアー動画を見終えて、今度は「暮らし」「ルーティン」といった言葉で検索していました。そうして辿り着く動画のほとんどに謎の「Vlog」なる文字がありました。

 

今見ても、調べなきゃわかんねーよと思います。この「Vlog」は「Video」+「blog」を掛け合わせた造語であり、動画形式のブログを指します。ブログは書くもの読むものという時代から、撮るもの見るものにもなったということですね。内容は必ずこうでなくては!と決まっているわけでもなく、〇〇をした日の様子や、買い物した商品の紹介などさまざまです。私は同世代~少し年上(と思われる)方のVlogを好んで見ています。

 

そんな誰かの生活の一部を切り取った「Vlog」に、私は覗き見しているような感覚を覚えます。自分と家族以外の人間が生活している様子を見ることって基本ないじゃないですか?YouTubeという大きなプラットホームを介してVlogという窓に手をかける私。ちょっとこわいかも…?

 

人を家に呼ぶのも、誰かの家に行くのもちょっぴり抵抗感がある私は、誰かの生活を感じることが苦手だと認識していました。でもVlogYouTubeにアップされている以上、作り手の存在する意図をもった作品だと捉えることができます。だから私でも抵抗感なく見られています。

 

私が考えている以上に私は他人の生活に興味があるようです。苦手だからと避けてきたものが案外いいものだと気づく瞬間って、人生でそう何度も訪れないと思います。いい経験になりました。

 

Vlogは「誰か」の日常生活を切り取った動画です。その「誰か」がつくる作品として投稿されているからこそ安心して覗けてしまうのが魅力です。私にとっては勝手に元気や勇気をもらったり、励まされたり、ひとりじゃないんだときづかせてくれたりするものばかりです。

 

ほんとうの名前も知らない、私じゃない「誰か」も同じ世界で生きている。「誰か」の生活を自分と比べて落ち込む必要も羨む必要もないけれど、自分だけじゃないと気づくことができたら私は心が少し軽くなる気がします。

 

 

手っ取り早く笑顔になりたいときは、

お笑い芸人アインシュタインのモーニングルーティン動画がおすすめです。

Vlogかと聞かれると答えづらいですけどね。